
私が聞いた税理士二世を紹介します。
彼の事務所は税理士法人。
父を含めて税理士は十人くらい。
職員は五十人くらいいるらしい。
後継である彼は税務大学を出た後、受験専念で簿記論、財務諸表論、事業税法を取り、免除二科目を申請して資格取得。
二年の実務経験後、税理士登録。
税理士になりたてでいきなりナンバー2の座になってしまった。
父が歳を取っており、体調も良くなかったため、早く引退したかったようで、実務経験も経営経験も浅い中での昇進となった。
社内の人にしてみれば、分かっていても面白くない。
退職する人も出たそうだが、残った税理士も彼に批判的な人が多かった。
彼はだんだん深い悩みの中へ入っていった。
20代で経験も浅い中、先輩だらけの大所帯を任されたのだから、気持ちはわかる。
彼は何をどうすれば認めてもらえるか悩んでいた。
彼はまず、実務上よく使う国税の法人税法、所得税法、相続税法、消費税法のどれも取得していない、(五科目試験組は上記の1〜3科目取得する)どれかを勉強しようと決意する。
そして、受験はしないが法人税法の勉強を始める。
目標は全国公開模試で上位5%以内。
今度は勉強専念とはいかない。仕事をしながら目指している。
一年目は目標に至っていなかったらしく、二年目に突入していたのが、数年前の事だ。
さて、彼は…
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