私が聞いた税理士二世を紹介します。
彼の事務所には全部で5人が働いている。
税理士である父。
その息子。(無資格)
職員が3人(無資格)
有資格者が父一人で、後継となる息子も税理士資格を取りたくて学校に通っていた。
父と3年間は受験専念して良いが、それで取れなければ、父の事務所で働きながら資格を取る事を約束して学校に通っていた。
専念一年で簿記論、財務諸表論に合格。どちらも成績は上位に位置していたらしく、ボーダーを大きく超えて合格したらしい。
二年目は消費税と相続税にチャレンジしてどちらも不合格。
三年目は消費税に絞ったが不合格。
本人の話では、税法の計算はかなり上位だが、理論暗記がとにかく苦手で不合格との事。
四年目以降は約束通り事務所で働きながらのチャレンジとなった。
四年目(仕事を始めて一年目)は、学校にもちゃんと通って、消費税を見事に合格。
五年目(仕事二年目)は、9月スタートの税理士講座で相続税を受講していたが、年明け1月からは全く学校に来なくなる。
六年目(仕事三年目)以降、9月スタートの講座に出るのだが、学校に飛び飛びで来る感じ。仕事が忙しいらしく、通えないとの事。
もう十年目くらいなんじゃないかと思うが、仕事が忙しく学校には通っていないらしい。
残り二科目はどうするのか?
事務所の後継問題もある。父が引退したら税理士がいなくなってしまう。
事務所の将来は彼の双肩にかかっている。
彼は働きながら資格を取る事の難しさ、事務所を経営する難しさ、雇用を維持する難しさなど経験値が高い。と、私は勝手に思っている。
彼には是非資格を取ってほしい。
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