
私は会計事務所で働いています。
友人、知人にサラリーマンが多いからかも知れませんが、「会計事務所って何をする所なんだ?」と聞かれる事が多いです。
自営をやっている人に同じ質問をされる事はありません。
会計事務所ってどんな仕事をしているのかをざっくり紹介したいと思います。
①記帳代行
②税務申告
③年末調整
④法定調書作成
⑤償却資産の申告
⑥給与支払報告書の提出
⑦確定申告
⑧相続税の申告
⑨その他
事務所によっても差はあるのですが、最低でもこれくらいはやっているかと思います。
中身についても少し触れたいと思います。
まず①の記帳代行
これは、法人(会社)であれ個人(個人事業主)であれ、普段事業活動を行なっています。
商品を仕入れて販売したり、材料を仕入れて加工して製品として出荷したり、サービスを提供したり…
基本的に一月を単位として区切って、A社からの仕入◯◯円、B社からの仕入が◯◯円、C社…という請求書が仕入先から来ます。
その請求書に乗っとって仕入を計上します。
同じように、D社に今月◯◯円販売した。E社に◯◯円、F社に…の請求書を取引先に発行します。
その請求書に乗っとって売上を計上します。
その他、消耗品や事務用品などを購入した領収書やレシートから経費を計上します。
事業用の通帳を預かって、前月、前々月以前の売上(売掛金)の回収状況や仕入(買掛金)の支払状況を確認し、通帳から引き落とされる経費を確認して計上します。
現金で売掛金を回収する場合や、受取手形(電子手形)で回収する場合も一般的です。
支払も現金(小切手)、支払手形、裏書手形などで支払う事もあります。
従業員の方々の給与明細、クレジットカード明細なども経費計上していきます。
これを集計する(今は会計ソフトに入力する)と、一月の試算表が出来ます。
試算表は以下の二つ。
貸借対照表(会社の資産、負債、純資産の状況がわかります)
損益計算書(会社の売上規模、経費、利益、損失がわかります)
規模の小さい会社から大きい会社まで対応するので、取引数の違いや、取引の複雑さなどもあるのですが、長くなるので大体ありそうなものだけ紹介しました。
毎月試算表があったら、このままだと赤字、黒字くらい見えてきます。
それ以外でも、事業の改善点を見つけたり、資金繰りを考えたり、いろいろ見えてくるのです。
最近は、会社で記帳はするので、事務所で代行はしないけど、記帳が正しく出来てるか確認してほしい。ってのも増えています。
日々の記帳業務の先に決算があるので、非常に大事な業務です。
実務に就いている人はもっと細かく言いたかったり、自分はこうやってるよって事もあるでしょうけど、今回はとてもざっくり紹介です。
次回は②のざっくり紹介です。
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